効果バツグン！虫除けスプレーの選び方と使い方

夏になると悩みの種になるのが、蚊やブユなどの虫刺され。かゆみや腫れ、場合によっては感染症を引き起こすこともあります。そんな虫刺されを防ぐために欠かせないのが虫除けスプレーです。

虫除けスプレーの効果

虫除けスプレーには、主に2つの効果があります。

1. 忌避効果：虫が近寄らないようにする。
2. 殺虫効果：虫を殺す。

どちらも虫刺されを防ぐ上で重要な効果ですが、使用目的やシーンによって、どちらを重視するかで選ぶ虫除けスプレーが異なります。

忌避効果

忌避効果のある虫除けスプレーには、 ディート や イカリジン などの有効成分が配合されています。これらの成分は虫の嗅覚を遮断したり、不快感を与えたりして虫が近寄るのを防ぎます。

殺虫効果

殺虫効果のある虫除けスプレーには、 ピレスロイド系 や 有機リン系 などの有効成分が配合されています。これらの成分は虫の神経系を麻痺させたり、窒息死させたりして虫を殺します。

虫除けスプレーの選び方

虫除けスプレーは、 有効成分、使用目的、使用場所 を考慮して選びましょう。

有効成分

忌避効果重視なら ディート や イカリジン、殺虫効果重視なら ピレスロイド系 や 有機リン系 がおすすめです。

使用目的

アウトドア活動や旅行など長時間使う場合は、忌避効果が強い ディート や イカリジン 配合のものが適しています。公園や庭など短時間使う場合は、忌避効果が少し弱めの レモンユーカリオイル や ピカリジン 配合のものでも十分です。

使用場所

屋内では殺虫効果のある ピレスロイド系 や 有機リン系 配合のものが適しています。アウトドアでは忌避効果が強い ディート や イカリジン 配合のものが効果的です。

虫除けスプレーの使い方

虫除けスプレーを効果的に使うには、以下のポイントに注意しましょう。

塗布方法

• 肌に直接塗る：露出した肌にまんべんなく塗ります。
• 衣服にスプレーする：袖口、ズボンの裾など虫が侵入しやすい部分にスプレーします。

使用量

スプレーのタイプによって使用量は異なりますが、一般的には 1平方メートルあたり10～20プッシュ が目安です。

塗布頻度

忌避効果が 6～8時間 のものが多いので、その頻度で塗布しましょう。汗をかいたり、水泳をした後は、こまめに再塗布してください。

効果的な虫除けスプレーの活用法

虫除けスプレーを効果的に活用するには、以下の戦略が有効です。

• 重ね塗りをしない：虫除けスプレーを重ね塗りすると、効果が強まるわけではありません。むしろ肌荒れなどのトラブルの原因になります。
• 虫の多い場所では濃度の高いものを使う：蚊の多い山や森では、ディートやイカリジン濃度の高い虫除けスプレーを使用しましょう。
• 屋内では殺虫効果のあるものを使う：屋内では、蚊を殺す殺虫効果のある虫除けスプレーを使用しましょう。

虫除けスプレーの注意点

虫除けスプレーを使用する際は、以下の点に注意しましょう。

• 子供への使用は控えめにする：子供は肌がデリケートなので、虫除けスプレーの使用は控えめにしましょう。特に、生後6か月未満の乳幼児には使用しないでください。
• 目や口に入らないようにする：虫除けスプレーは目や口に入ると炎症を起こすことがあります。使用時は注意しましょう。
• 肌の弱い人はパッチテストを行う：肌の弱い人は、使用前に虫除けスプレーを腕の内側に少量塗って、かゆみやかぶれが出ないかパッチテストを行いましょう。

よくある失敗例

虫除けスプレーを使用する際に、よくある失敗例を挙げます。

• 使用量が少ない：効果的に虫除けするには、十分な量の虫除けスプレーを使用することが重要です。
• 塗布頻度が少ない：虫除けスプレーの効果は時間が経つと弱まります。こまめに再塗布しましょう。
• 重ね塗りをする：虫除けスプレーを重ね塗りしても効果は強まりません。むしろ肌荒れなどのトラブルの原因になります。
• 虫が多い場所で濃度の低いものを使う：蚊の多い場所では、ディートやイカリジン濃度の高い虫除けスプレーを使用しましょう。
• 屋内では殺虫効果のないものを使う：屋内では、蚊を殺す殺虫効果のある虫除けスプレーを使用しましょう。

虫除けスプレーを使用した体験談

虫除けスプレーを使用した体験談をご紹介します。

体験談1

場所：山登り
使用した虫除けスプレー：ディート濃度30％
効果：蚊がまったく寄ってこなかった

山登りでディート濃度30％の虫除けスプレーを使用したところ、蚊がまったく寄ってこなかったそうです。長時間歩いても汗をかいても、効果が持続したとのこと。

体験談2

場所：公園
使用した虫除けスプレー：イカリジン濃度15％
効果：蚊が少し寄ってきたが、刺されなかった

公園でイカリジン濃度15％の虫除けスプレーを使用したところ、蚊が少し寄ってきたが、刺されなかったそうです。公園など短時間の使用には、このくらいの濃度の虫除けスプレーで十分とのこと。

体験談3

場所：屋内
使用した虫除けスプレー：ピレスロイド系殺虫剤
効果：蚊がまったくいなくなった

屋内でピレスロイド系殺虫剤をスプレーしたところ、蚊がまったくいなくなったそうです。蚊が媒介する病気の予防にもなり、安心してお過ごしになれたとのこと。

まとめ

虫除けスプレーは虫刺されを防ぐのに効果的なアイテムです。有効成分、使用目的、使用場所を考慮して適切な虫除けスプレーを選び、正しく使用することが大切です。また、重ね塗りをしない、肌の弱い人は注意するなど、注意点も守って使用しましょう。